読後感:Cの福音 楡 周平

この人のデビュー作をやっと読みました、この作者はデビュー作の時点ですでに6部作の構想を考えての作品だったとの事、以前にも書いていますが作家とは・着眼点、構想力、展開力そして当然ながら文章力・・・すごいの一言です。主人公朝倉恭介の生い立ちや境遇そしてマフィアの一員となり今までに誰も思いつかないような方法でのコカインの日本への密輸ルートの確立、用心深く自分の痕跡を残さない販売ルートを作り上げそして当然ながら既存のコカイン密売組織の台湾マフィアとの抗争、その抗争に絡んで自分を裏切りその人間の存在が自分にとってリスクになった時すぐに日本への密輸に必要だった人間でも処分するところでこの作品は終わります。
ところでこの小説の中にニフティサーブのメール機能を使って連絡をとるやり取りが出てきますがこの辺が本の書かれた時代を表しているなあと思ったりしました。

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