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zoom RSS 読後感: 黄泉から来た女 内田康夫

<<   作成日時 : 2012/03/31 11:53   >>

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物語は、山形県鶴岡市で起きた、地滑りによる身元不明の白骨死体が見つかったことから始まる。
神代静香の職場に見知らぬ女性が訪ねてくるが、
その女性が後日、死体で発見される。
彼女は静香の母の実家の宿坊「天照坊」の近くで、
宿坊「大成坊」を兄 畦田裕之と営んでいた女性だった。
彼女は“何故、静香に会いに来たのか!”
この題材で、事件は進められる。

この本の物語の背景が『天橋立』と『出羽三山』ということもあり、グングン読み進めることが出来ました。
内田康夫先生が、月山信仰や修験道、出羽三山講、神代から続くという元、伊勢籠神社などの歴史的、宗教的な存在や成り立ちをかなり丁寧に説明されているので、そちらへの興味も大いにわきました。
しかし、推理小説としては、かなり大ざっぱなストーリー展開ではないかと思えました。

被害者が静香に話そうとしたことが、
殺されるほどの話だったのか? 
“何故”“何処に”殺すほどの理由があったのか。
三十年前に、あまりにも身勝手な理由で子供を殺されてしまった前川夫婦の煩悩は、浅見光彦の明瞭な推察で事件解決で、果たされたのか? 
そもそも、物語の前提である、静香の母親が実家から逃げ出す理由。
そして、このことのもとになる実家の乗っ取りの企み。
最後には、色男 神澤と、色女 真由美との茶番ともいえるやり取り。
ここら辺から、特に“滑稽”とさえ、思えてきた。
自分としては、信仰の霊山を舞台にした以上、
もう少しロマンと情緒と余韻がほしいところ。
この、すったもんだの結末には、だんだん読む気合が入らなくなり、今までの浅見光彦シリーズの読後感にも書いているように、今回もだんだん読んでいる時のワクワク感が無くなることが非常に残念に思うばかりでした。
週刊誌の連載のせいかもしれないが、物語の構成がしっかり練られていない感じのする読後感でした。しかし、もっと深く考えれば、信仰の霊山をめぐる、お金がらみの利権争いを、告発したかったのか?
そうなると、この物語の意味は深い!!











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