読後感:成り上がり 江上 剛

貧しい暮らしをしていた武士の子として生まれた安田善次郎が、家族や多くの人達との出会いで成長し、やがて安田銀行(後の富士銀行・現みずほ銀行)をつくり成り上がっていくストーリー。著者は「成り上がり」という言葉を軽蔑ではなく、敬意を込めて使っています。それは今の若者には無い、出世したい、偉くなりたいというエネルギーがもっとあっていいと。
「誠実」「真面目」「平凡見えることを非凡にまっすぐに続けること」「実務の才は実直な人に宿る」などなど、安田善次郎の生き方には現代のサラリーマンにとっても教訓となることが沢山あるように感じますが、ひねくれた見方かもしれないが、私のような並みの人間にとって、余りにも立派すぎてこんな人間本当に居るのだろうかと思えてしまう。どんなに立派な人でも、商売ではいろいろなことがあったと思いますし、こんなに奇麗事ばかり書いて作者は何を言いたいのだろうか?
今この時、何を訴えたいのか?
出版社を見たら何故なのか分かった気がしました。

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