読後感:閃光 永瀬 隼介

昭和43年に起きた「三億円現金強奪事件」の30数年後を扱ったミステリー。
事件は、東京都小金井駅前のラーメン店主、葛木勝、53歳の死体が発見されたことから始まる。
三億円事件は、立川を中心とした非行不良少年グループの犯行であり、リーダーは現職警察官の息子であり犯行後、親に責められ自殺してしまう、しかし本当に自殺なのか? ここまでは、今までにも聞いたことのあるストーリーですが、この本では、もうひとひねりして、警察の幹部を父に持ち、過激派の活動家の女が計画を立案して非行不良少年グループに実行させたというお話で、この犯行に加わった人間が次々に殺されていき、その犯人は誰なのか?
ヒントは、「三億円事件に本当に犠牲者はいなかったのか」という問いにあります。
ところで、この三億円事件はわたしにとっても個人的にかなり思い出に残る事件です、この日の昼頃、私は現場の近くにある自動車教習所にいて、やけにパトカーを見かけるな、サイレンがうるさいなと思っていて、後で事件を知った時、実際の現場も路上教習でいつも走っていた場所だったので驚いた記憶があります、また、この本で犯行現場に設定された場所やお金を隠した場所についても当時、立川は自分の行動範囲内だったので分かる気がします、ただし、お金を隠したとされる場所に実際に在るのは某私大のグランドや体育施設のあるキャンパスではないでしょうか。そして、今この本について調べていたら、なんと、この物語は映画化されて今夏公開予定だそうで、確かに面白い話なのでそれも有りだなと、これもまた驚きました。

この記事へのコメント

かわ
2010年10月13日 21:49
TBさせていただきました!
リアルタイムで事件のことご存じなんですね!
私はこれを読んで、どこがノンフィクションでどこがフィクションなのか詳細知りたくなりました

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  • 閃光 /永瀬隼介

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