読後感:今日の総理 池上 彰

この本は朝日新聞に毎日掲載される「首相動静」について解説したもので32年間の記事から200日分ほどを選んで解説している。政治家について、淡々と記事を解説しているので、時代や政治と政治家について考えさせてくれる。鳩山由紀夫や麻生太郎などの最近の首相については、現実的すぎてつまらないのだが、福田赳夫時代から現在の政治家たちの父親たちが登場していて、世襲が如何に多いか実感することができるし、松村剛、安岡正篤、若林敬、西山千明などと会っていて勉強しているのを感じる。
また、大平正芳は麻生太郎と同じくキリスト教徒だが、その大平が伊勢神宮に参拝したときには記者から質問がでた。しかし、同じく伊勢神宮参拝をした麻生には質問はなかった、記者の質が落ちたのか、首相の質が落ちたのか、多分、私の考えは両方だ。
それから、中曽根康弘や宮沢喜一などの首相たちは知性と威厳を感じる。それは、総理になろうと努力した結果なった人と、“はからずも”なってしまった人の差だと思う。

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