ドラマ『のだめカンタービレ』第8話を見て

画像ドラマ『のだめカンタービレ』第8話を見て思うこと

千秋が飛行機事故でお爺さんを思い出すシーンのBGMが
“J.Sバッハ小フーガ短調BW578”
複数の旋律が後を追って繰り返される、奥行きの広さを感じる曲です
10年も苦しんできた千秋の
【深すぎて入り込めない】記憶のゾーンを表しているのでしょうか!?


千秋の母からの電話でシュトレーゼマンの  
「いつでも見ているから」
「日本でだって、何処でだって僕たちは音楽で繋がっている。半端は“私は許しません!!”」との伝言に
「例え明日終わるオケだとしても、この時間が無駄になることは絶対にない。」
曲に没頭する千秋・・
千秋の性格の素直さと素晴らしさがここでもみることが出来ました。
やはり、努力を惜しまぬ天才には見えない道が付いて行くのですね。


おなら体操が終わったハリセンも
いよいよのだめを鍛えようと10曲の譜読みの課題を出す 
しかし、千秋の様子を心配して、のだめは献身的に尽くす

夢色クラシックに掲載された広告を見て、
メンバーが俄然奮起する場面が面白い
やはり、目標を持った方が士気が上がりますね 

千秋が夢の中で“女性の後ろ姿”を見つけ、
思わず掴んだ腕が、のだめちゃんだったんですね 
千秋に催眠術をかける“のだめ”のシーンはとてもかわいかったです

『さあ、楽しい音楽の時間だ』・・お馴染みの言葉です
演奏会での黒木君のモーツァルト・オーボエ協奏曲は良かった
立ち姿もいい、「僕はその信頼に応えて見せる」台詞も勿論かっこよく、
やはり武士ですね~!
マンガでは演奏しながら『心の声』で
「恵ちゃんに恋をして、彼女を思いながら吹いたこの曲は、今も美しく僕の中で響いている。だからそれはそのまま、君は聞いてくれているだろうか、ボクのオーボエを」と続く。

ブラームス交響曲第1番
『完成まで20年を超える歳月を費やしたといわれるブラームス最初の交響曲
しかしながらブラームスの、この壮大な交響曲を聞けば彼の20年に一秒たりとも無駄な時間が無かった事に気づくだろう』
演奏中にマンガでは『情熱と絶望、対位する2つの旋律、そして、ブラームスの心の傷、さあ、歌おう、短調から長調へ、喜びのコラール、“悲劇”から“希望と救済”へ、歌え!歓喜の歌を・・』でしたが
ドラマでは「さあ、歌おう!“絶望から希望へ”・・歌え!歓喜の歌を!」でした。

千秋君の指揮はすごい! 
しっかり音にも合っていて、かっこ良すぎです!!
千回以上練習したとか・・凄すぎ!やはり役者は凄い!!

大成功を収めたコンサートを終え達成感に満たされている千秋に
のだめが催眠術をかける
千秋は事故の時、隣にいたおじいさんを思い出す
その時のBGMがJ・Sバッハ「マタイ受難曲」の「涙ながらにひざまずき」
素晴らしい!! 感激です!!今の時期にピッタリの曲ですね。『曲の歌詞がピッタリ』
私達は涙を流しながら、ひざまずきます
墓の中のあなたに、呼びかけます
お休みください安らかに、安らかにお休みください、と
お休みください、苦しみぬいた御体よ
お休みください安らかに、お休みください心地よく
(あなたの墓と墓石こそ悩める良心にとっての、くつろいだ憩いの枕、
魂の憩いの場となるべきもの)
お休みください安らかに、安らかにお休みください
そのときこの目は、こよなく満ち足りて眠りにつくのです
私達は涙を流しながらひざまずき                 画像
墓の中のあなたに呼びかけます
お休みください安らかに、
安らかにお休みくださいと。

    
これは宗教音楽ですが
この場合、薬のビンを取れなかった事によって、
おじいさんが死んだと罪悪感に悩まされた千秋とおじいさんの、
鎮魂の歌だったのでしょうか


何度も繰り返される美しい旋律は、
全てのものを覆い包むようにゆったりした安らぎを与えてくれます


そして、もう一つの曲がバーバーの弦楽のためのアダージョ
すすり泣くような旋律、湧き上がる慟哭、
バーバーは不満のようですが、ジョンFケネディの葬儀で使われてから訃報や葬送の定番曲に、なったらしいです。
取り返しのつかない追悼の響きと祈りの音なのでしょう。


のだめの「神様が呼んでいるから行かなきゃ」と言う言葉の意味は難しいのですが
この原作を読むと時々、目に見えない繋がりのような力を感じる時がありますよね、
ここでは、ちょっぴり大人に見える“のだめ”が、とても可愛いですね。      画像

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