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zoom RSS 読後感:砂冥宮 内田 康夫

<<   作成日時 : 2009/12/10 19:47   >>

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ご存知浅見光彦シリーズ最新作(?)
 泉鏡花「草迷宮」のモデルになった三浦半島の旧家で、浅見光彦が取材をした老人は近所に出来るゴルフ場に異常にこだわり建設に反対する。そして「金沢へ行く」と言い残して数日後、北陸の内灘の近くの小松市の安宅の関跡で死体となって発見された。事件は泉鏡花「草迷宮」はほとんど関係なく、戦後に起きた内灘米軍射爆場反対闘争にさかのぼり闘争に参加した人間模様に原因があったという物語で、今回は決まりごとのようなお兄さんがらみは余り無い珍しいストーリーです。この人間模様は以前書いた団塊世代論的に学生時代政治問題に関心があった人間のその後どのように自分自身が問題意識を持ち続けるかを問うていると思います。
 最近、このシリーズに面白さを感じていなかった私ですが、この本は結構面白かったのは何故かと考えました。
 やはり小説は社会問題、時事問題等の背景に納得感がないと面白みがないのではないか、この本を読んでいて昔、若い頃に読んだ松本清張のゼロの焦点や五木寛之の内灘夫人を思い出したのは北陸地方で起きた事や内灘闘争といった戦後の混乱期に起因しているといった政治的・時代背景が似ていて発生した殺人事件に納得感がある。ただし逆に言うと物語の先がある程度読めてしまった面もあります。
 ところで、私は水谷豊が演じていた浅見シリーズが好きで内田康夫さんのファンになり一時ほとんどの本を読んだことがある位(夫婦で)気に入っていたので2年前、姪の結婚式で東京に行った時に浅見光彦さんの自宅とされている付近を見学に行って平塚亭のお団子まで食べました。さすが人気者、雨が降っていて私達以外にこんな物好きはいないと思っていたら似たような夫婦連れも見かけました。
 噂では内田さんは水谷豊の演じていた浅見光彦が気に入らなくて中止になり他の俳優さんに変わったと聞いて残念です。本の中での人物描写には水谷豊は合っていないかもしれないけれど雰囲気的にはピッタリだと思っていてそれ以後の人は余り良いとは思えませんし、あのシリーズの乙羽信子や高橋悦史のお二人の存在感などを含めて、なぜあのシリーズを止めたのか残念です。
余談ですが妻は30代の中井貴一の浅見君を見たがっていました。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
始めてお邪魔します。
私はミーハーですので
平塚亭のおばちゃんと写真を
撮ってきてしまいました。
もちろんお団子も買いました。

イメージ通りの役者さんを探すのは大変でしょうね。
エーデルワイス
2009/12/11 18:36
エーデルワイスさん始めまして
コメントありがとうございます。
年齢に関係なく小説に登場する場所をたどる事は心をウキウキさせてくれますね。
Mate
2009/12/15 23:04

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